CHAOS IN THE CBD

LouisとBen(別名Beans)はPeckham(サウスロンドン)のダンス・ミュージックシーンの重要メンバーになりつつあるが、今も故郷ニュージーランドの寒い夏の日々は彼らの豊かな想像力の源点だと語る。音楽ファンの両親の影響でThe CureやJoy Divisionのようなバンドの音楽を聴いて育った兄弟の興味は、Louisが行ったメルボルンのレイブ・パーティーをきっかけにロックからハウス・ミュージックに移った。Soane, Dick Johnson, Bevan KeysやGreg Churchill のようなアーティストに影響され、当時オークランドに滞在中だったデトロイト生まれのReclooseから学び、サウスロンドンのPeckhamに引っ越した兄弟はシーンで活躍するDJ、Bradley Zeroと出会う。
電車で偶然出会った際のことをLouisが振り返る。「Beansが挨拶しに行ったら、BradleyがChaos In The CBDのレコードを持ってる、って言ったんだ。信じられなかったよ、そんなクレイジーなこと。BradleyはRhythm Sectionとか色々なパーティーを教えてくれて、僕らは通いつめたんだ。」 その偶然の出会いがPeckhamでの新しいネットワークのきっかけとなり、その後Bradley Zero のRhythm SectionからリリースされたEP「Midnight In Peckham」は兄弟のブレークスルーレコードとなった。
ロンドンでの活躍も重要だが、Chaos In The CBDの独創的なメロウなサウンドはやはりニュージーランドでの少年時代の記憶から生まれるようだ。「サウンドを聴けば、僕らがどれだけチルかっていうのがわかるよ。ビーチの近くで育ったからね。」とLouisが話すと「Chaos In The CBDのサウンド自体が僕らの幼少期をそのまま表現したようなもの」とBenが言う。 スタジオでの作業とは全く違うアプローチをとるChaos in the CBDのDJセットに関して、Louisは「僕らのセットはスタジオ制作とは全くかけ離れたものだよ」「とにかくヘビーだね – テクノヘビーって意味じゃなくて – Midnight In Peckhamみたいな曲をかけることはまずないかな」と話す。
リリース作品が軒並み話題になり、世界中をツアーで周る兄弟に今後の予定を聞くと彼らは10年先のことも視野に入れているようで、「自分たちのレーベルができて、とても大切にしてるよ。僕らのペースで作品をリリースできるしね。でも近々Mule MusiqからEPをリリース予定だし、まだ何も決まってないとはいえこれから先はいろんなレーベルとも仕事をしたいと思ってるんだ。」とLouisは話す。In Dust We Trustは同じくニュージーランド出身のJon Sableと共同で運営しているレーベルで、これまでに数々の上質な作品を生み出してきている。