FLOATING POINTS

彼の初来日は2010年12月31日に開催されたRainbow Disco Clubのカウントダウンパーティーだった。そのきっかけは当時彼がリリースしたVacuum Boogieという曲で、あの曲を聞いた時の大きな衝撃は今も心の中に残っている。僕らはアツい気持ちと共に即座に彼と連絡を取り彼の来日を決めることができた。あの時彼を日本に呼ぶことができたことは今となってはちょっとした自慢話だ。

それから僕はRed Bull Music AcademyやFuji Rock Festival、彼のレーベルショーケースなどで度々顔を合わせ親交を深めている(中にはここに書けない面白い思い出もある)。初めて会った頃はまだ学生で毎日研究室に籠もっていると話をしていたのは懐かしい思い出で、その後博士号を取得したと言われた時には天才というのは意外と身近にいるものだなと驚きを隠せなかった。

現在に至るまでに彼は多数の良作を世に出し、昨年はバンド編成での来日がWWW Xで実現し(見に行けなかったのは2016年一番の最悪な事件だ)ここ日本でも大きな人気を獲得することになる。少しあどけなさの残っていた2010年当時の彼があらゆる世界から歓迎されるトップアーティストに駆け上がっていく姿には本当に勇気づけられたし、純粋にかっこいいと思った。

あれから7年という時間が経ち、更に大きな成長を遂げた彼のその姿を再びあの伊豆の素晴らしい空間で体験できるということに僕はものすごくワクワクしているし、とても誇らしい気持ちになっている。